この記事を読んでいる人は、
「スラダン映画の感想やネタバレが知りたい」
「ラストシーンで宮城がアメリカにいる理由の考察は?」
と思っているのではないでしょうか。
しかし、いざ詳しく知りたいと思っても、さまざまな情報が点在しているため、どれを見ればいいかわからず困ってしまいますよね。
では、今回映画スラムダンクの感想にはどういうもがあるのでしょうか?
そんな人のために今回は、
- スラダン映画の感想やネタバレを紹介
- ラストシーンで宮城がアメリカにいる理由も考察
上記の内容で記事を書いてみました。
この記事を見れば、映画を見た人は共感を、見ていない人は映画の知識が得られます。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
スラダン映画の感想ネタバレあり!
https://twitter.com/jF5dIjRvg85jFIj/status/1616739620288618500?s=20
映画「THE FIRST SLAM DUNK」大ヒット上映中。
ここでは映画のストーリーの流れと、実際に映画を見た感想を紹介します。
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ストーリーは宮城リョータの「ピアス」がベース
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映画の舞台は山王戦
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宮城リョータの少年時代が切ない
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宮城リョータと三井寿の意外な出会い
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山王戦の前に原点の沖縄へ
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彩子さんとの約束が追加
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試合残り1分宮城リョータのあの名言が登場
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ラスト10秒は息ができない
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左手は添えるだけは口パク
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沢北の神社シーンの伏線回収が見事
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ラストで兄ソータの死を克服
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描かれていないシーンが多いのが残念
それでは見ていきます。
ストーリーは宮城リョータの「ピアス」がベース
映画公開前から多くの予想が挙がっていましたが、今回のスラムダンク映画「THE FIRST SLAM DUNK」は主人公宮城リョータ視点で描かれたストーリーでした。
宮城リョータの前日譚ともいわれている、スラムダンク幻の読切漫画「ピアス」の内容を、さらに肉付け・深掘りしたような物語展開に昔からのスラムダンクファンは歓喜したことでしょう。
ストーリーは小学校3年性の宮城リョータと3歳上の兄ソータがバスケットの1on1をしている場面からスタート、その後父が亡くなり、続けて兄が海の事故で亡くなってしまうという、衝撃の展開でオープニングを迎えます。
今回のストーリー内で宮城リョータは、亡くなった兄の面影を常に追っており、切なくさせらるシーンも多かったです。
映画の舞台は山王戦
そしてThe Birthdayの「LOVE ROCKETS」の主題歌とともにオープニングが始まります。
音楽とともに何ともかっこいいペン画タッチの湘北高校メンバー5人と山王高校メンバー5人が入場・整列、オープニング曲終了とともに本編の山王戦がスタート。
今回の映画「THE FIRST SLAM DUNK」は、宮城リョータの少年時代の回想と、山王戦の攻防をうまく織り交ぜながらストーリー展開がされています。
個人的な意見ですが、The Birthdayの「LOVE ROCKETS」も非常にかっこいいです、しかし劇中歌とエンディング主題歌担当の10-FEET「第ゼロ感」があまりにハマりすぎていて、見終わったあとオープニング主題歌の印象はゼロになります。
宮城リョータの少年時代が切ない
兄である宮城ソータは、最優秀選手賞をいくつも獲得するほど優秀なバスケットプレイヤーで、宮城リョータも憧れの存在でしたが、その兄が亡くなったことで宮城家に影を落とします。
バスケットの試合では「お前は兄の代わりにはなれない」と周りから嫌味をからいわれたり、兄の死を受け入れきれない母と衝突したりと辛いシーンが続きます。
そして宮城家は、思い出が多すぎてどうしても兄ソータを思い出してしまう沖縄という地から、神奈川県への引っ越しを決意します。
ここら辺での少年宮城リョータの日々の葛藤一つ一つが、とにかく切なくて描かれており、涙なしでは見れませんでした。
宮城リョータと三井寿の意外な出会い
引っ越した神奈川で中学生となった宮城リョータ、周りと打ち解けられず1人でバスケットをしているところ、見かねたとおりすがりの少年が1on1をしようと提案します。
その少年の正体がまさかの三井寿。
原作では描かれていなかったのですが、この2人は高校以前に出会っていたというストーリーが今回の映画で追加されました。
三井寿はこの後、湘北高校に入学しグレてしまうのですが、ここでの好青年ぶりが彼の原点を見たような気分になり嬉しくなりました。
山王戦の前に原点の沖縄へ
グレて湘北高校に乗り込んできた三井寿を挑発しボコボコにされてしまった宮城リョータは、その怒りから衝動的にバイクを走らせ事故を起こしてしまします。
その事故により母親を悲しませてしまったことを反省し、兄との思い出が残る沖縄の秘密基地に戻った宮城リョータ。
そこに残っていたのは、山王高校の特集がされているバスケの雑誌と「山王高校に勝つ」という文字、以前兄ソータがその雑誌を見ているとき「ソーちゃんはこの高校に入るの?」と聞く宮城リョータに対して「山王高校に勝つ方が面白い」と返し、雑誌にマジックで書き足したものでした。
兄ソータが立つはずだった舞台に宮城リョータが立ち、実際に山王高校に勝ってしまうという、見事なストーリー展開に胸を熱くさせられました。
彩子さんとの約束が追加
後半開始直後から山王高校の猛攻にあい、原作で描かれているのと同じように、20点差がつけられなかなか追いつけない状況が続きます。
そこで試合前の回想シーンに移り、彩子さんと辛くなったらやる行動を1つ決めるという描写になり、そこで「辛くなったら左手を見る」と約束します。
試合中左手には彩子さんが書いた「No.1ガード」の文字、幾度となく左手を見て落ち着きを取り戻す宮城リョータ、ここから徐々に湘北高校の反撃が始まります。
今回宮城リョータと彩子さんの関係を表すシーンは少ないのですが、このシーンでは原作で彩子さんが左手に「No.1ガード」と書いた伏線を回収するとともに、2人の親密な関係性を見事に表現していてとても感動を覚えました。
試合残り1分宮城リョータのあの名言が登場
スラムダンクファンなら誰もが知る宮城リョータの名言「ドリブルこそチビの生きる道なんだよ!」という場面が今回の映画でもしっかり描かれていました。
宮城リョータが山王高校のゾーンプレスを、その名言とともにドリブルで抜き去る瞬間に、10-FEET「第ゼロ感」のサビが音ハメされているのですが、このシーンがとにかく最高。
映画「THE FIRST SLAM DUNK」の1番のポイントといっても過言ではないでしょう。
今回映画を見て1番感動したのが、スラムダンクと10-FEETの相性の良さで、個人的には10-FEET「第ゼロ感」が流れるシーンを見るためだけに、もう1度映画を見にいってもいいと思ってます。
ラスト10秒は息ができない
宮城リョータのドリブル突破から、怒涛の攻撃を仕掛ける湘北高校はついに逆転をします。
ラスト20秒原作ではそこからゼリフは一切なく、両チームの激しいプレイシーンだけが描かれているのですが、それを映画でも見事に表現。
静寂の中に響く鼓動の音とともに、両チーム逆転につぐ逆転を繰り返し、最後桜木花道のブザービーターが決まり、流川楓との感動のハイタッチでようやく音が戻ります。
この間の映像があまりにも素晴らしく、その緊張感に息をするのも忘れて映画に引き込まれてしまいました。
左手は添えるだけは口パク
ラストのシュートシーンで桜木花道の名言「左手は添えるだけ」も登場するのですが、今回は口パクで表現されていました。
このセリフを聞くことを期待していたのですが、逆にこの口パクがラスト20秒の静寂に見事にマッチ。
ラストの流川楓とのハイタッチの音を見事に引き立てています。
沢北の神社シーンの伏線回収が見事
今回の映画では、山王高校のエース沢北が、試合前に神社にお参りにいくというシーンが追加されていました。
そこで沢北が「高校バスケでできることはすべてやりました」「もしまだあるのであれば、俺に必要な経験をください」とお参りします。
高校バスケで初めて試合に負けて、涙を流し崩れ落ちる沢北は、この神社で自分がお参りしたことを思い出します。
「俺に必要な経験=初めて試合で負ける」この伏線回収はあまりにも綺麗すぎて感動、考えた人は天才だと思います。
ラストで兄ソータの死を克服
兄ソータが亡くなって以来、宮城家では兄は遠い島で今でも生きていると、死という事実から目を背けている状況でした。
しかし試合前日、兄ソータ20歳と弟リョータ17歳の2人の誕生日祝い中に「ソーちゃんは20歳、生きていればね」と妹が口にし、空気が一瞬止まります。
がその後何かを感じ取ったかのように3人が動き出します。
- 兄の写真を飾ろうと提案する妹
- 封印していたソータの試合動画を見返す母
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「兄の死後バスケを続けた気持ち」を手紙にし母へ渡すリョータ
手紙を書くシーンでは「生きているのが僕でごめんなさい」「ソーちゃんの死後バスケットだけが僕の生きがいでした」など衝撃的な言葉も飛び出すのですが、リョータが背負ってきたものの大きさを感じさせるものでした。
山王戦から帰宅後、兄の肩身としていつも試合でつけていた赤いリストバンドを母に手渡すリョータ、それに対して「おかえり」と声をかける母、この映画で初めて2人が笑顔になった瞬間で非常に印象的なシーンでした。
そしてエンディング終了後、たくさんの兄ソータの写真が並んでいる、宮城家のテーブルが映し出され、映画は終わりを迎えます。
兄を超え自分の道を歩んで行くと決めたリョータ、兄の死を克服した宮城家、映画の最後にふさわしいと感じさせてくれました。
描かれていないシーンが多いのが残念
山王戦はスラムダンクファンの間では、もっとも人気の高い試合の1つで、感動の名シーンがたくさんあります。
今回の映画では、宮城リョータの「ドリブルこそチビの生きる道なんだよ!」というセリフからドリブル突破をする名シーンがしっかり描かれており、心を熱くしました。
しかし一方で描かれていない名シーンも多く物足りなさを感じたのも事実です。
映画で描かれなかった名シーンの1部は以下のとおり。
- 応援席の魚住の大根桂むき
- 赤木剛憲の試合中の涙
- 桜木花道の「断固たる決意」
- 「大好きです、今度は嘘じゃないっす」の告白
ほかにも描かれているけど、もう少し詳しくやって欲しいなと思うシーンもたくさんありました。
個人的には「桜木花道と流川楓のハイタッチ」があまりにもさらっと流された感があり、残念に感じました。
すでに映画の続編を望む声が挙がっており、もし続きが作られるならそこで描いてくれることを期待します。
映画スラダンのラストシーンで宮城がアメリカにいる理由も考察
https://twitter.com/Migi_official/status/1598839590692958211?s=20
アメリカいきがすでに決まっていた、山王高校のエース沢木は試合後アメリカの渡るのですが、そこには宮城リョータの姿もあり驚かせられました。
原作では宮城リョータのアメリカいきは描かれていなかったので、このシーンに興奮を覚えた人は多いでしょう。
同時に、原作では山王戦後、宮城リョータは湘北高校のキャプテンになるとされているので少し無理があるのではと感じた人もいるでしょう。
ほかにも宮城リョータのアメリカいきにはいくつかの疑問がありますので、以下で考察します。
- アメリカに渡ったのはいつ?
→3年でキャプテンを務め終え、高校卒業後 - 片親でアメリカいきの費用はあったのか?
→スラムダンク奨学金を使った - 英語の能力はあるのか?
→奨学金を使うとプレップスクールに1年間通える - 1年後はどうするのか?
→アメリカの大学にスカウトされる可能性もある - 大学費用はどうするのか?
→プレップスクールで活躍すると奨学金がもらえる
→卒業後はNBA選手の可能性も
スラムダンク奨学金とは、原作者の井上雄彦氏が主催する「高校を卒業後、大学あるいはプロを目指し、アメリカで競技を続ける意志と能力を持ちながら、経済的その他の理由でその夢をかなえられない若い選手を支援する」ことを目的に設立されました。
スラムダンク奨学金の特徴は、奨学生をまずプレップスクールに派遣するという点です。
1年間プレップスクール学ぶことで、NCAAあるいはその上のプロとしてプレーするチャンスが与えられることになるのです。
宮城リョータがスラムダンク奨学金を実際に利用して、アメリカでバスケを続けていくというなんとも夢のある考察ではないでしょうか。
まとめ:スラダン映画の感想はとにかく最高!!
https://twitter.com/iso_sekkei/status/1614173897326489600?s=20
今回の記事では以下のことについて詳しくまとめてみました。
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スラダン映画の感想ネタバレは?宮城リョータ主人公の山王戦でとにかく熱い
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ラストシーンで宮城がアメリカにいる理由の考察は?高校卒業後スラムダンク奨学金を使い渡米した
今回映画「THE FIRST SLAM DUNK」のネタバレは主人公宮城リョータの山王戦が描かれている、そして感想はとにかく熱いの一言に尽きます。
10-FEETの「第ゼロ感」との相性の良さも、今回の映画のポイントといえるでしょう。
ラストシーンで宮城がアメリカにいる理由の考察は、高校卒業後スラムダンク奨学金を使い渡米したという夢のあるものになりました。
確実に楽しめる内容となっていますので、まだ見ていない人はぜひ劇場に足を運びましょう。